農薬の使い方 (予防薬と治療薬について)

栽培豆知識

この記事では、農薬の予防薬と治療薬について解説します。内容は、農業高校、農業系の専門学校や大学、これから農業で生計を立てようとされる方などが研修時などに教わるような基本的な内容となっています。

予防薬と治療薬について

作物に病気が発生した際に散布する農薬は大きく、予防薬と治療薬の二つに分けられ、それぞれを正しく使い分けると、効率よく病気の発生を予防、治療をすることができます。

予防薬について

 予防薬とは、その名の通り、病気の発生を予防するための農薬です。治療の効果はあまり期待できないものが多いと思います。長年家庭菜園などをしていると、作物の様子や、季節ごとの気候の特徴などから、ある程度病気の発生を予測できるようになってきますが、予防薬に関しては、病気が発生してからの散布では、効果が劣るため、病気が発生していなくても、病気が出そうな状況になってきた際に、事前に散布すると高い効果が期待できるのが予防薬の特徴です。

家庭菜園(ホームセンターや園芸店)でも入手しやすい予防薬としては、「ダコニール1000」や「Zボルドー」などがあります。両者ともに使用できる作物の種類が多く、家庭菜園でメジャーな野菜に関しては、ほぼ使うことが出来るのではないかと思います。特にZボルドーに関しては、有機JAS規格の有機野菜の栽培でも使用することが認められている農薬として有名です。ここで紹介している農薬がすべての作物に使えるわけではないのでご注意ください。

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治療薬につい

 治療薬とは、その名の通り、作物に発生した病気を治療する効果のある農薬の事です。すでに病気が発生してしまっている場合には、治療薬の使用が効果的になります。

家庭菜園(ホームセンターや園芸店)などでも入手しやすい治療薬としては、「トップジンM水和剤」「パンチョTF」「カリグリーン」などが有名です。トップジンM水和剤、カリグリーンに関しては、使用できる作物の種類が多く、家庭菜園でメジャーな野菜にはほぼ使えるのではないかと思います。加えて、有機JAS規格の有機野菜の栽培でも使用が認められている農薬です。ここで紹介している農薬がすべての作物に使えるわけではないのでご注意ください。

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