6/17 ナスに肥料の葉面散布と殺菌剤の散布を行いました。
現在のナスの様子はこちら↓

前回の記事で、下葉に病気などが発生していたので、取り除いている状態です。
前回の記事はこちら↓
下の写真は前回記事でも使った写真なのですが、葉の一部に病気、恐らく褐紋病が発生しているようです。↓

↑写真の場合は既に穴が開いてしまっているのですが、褐文病の特徴は褐色で同心円状の病斑がでることです。被害の酷い葉の場合は、取り除くのが有効で、農薬で防除する場合は、スクレアフロアブル、ベンレート水和剤などを発生初期に散布すると効果があると言われています。ベンレートなどはホームセンターなどでも良く売られています。
今日は下葉取り後で、病気の被害がひどい葉や、古くなった葉を取り除いた後で、農薬を散布するには絶好の機会だったので、殺菌剤を散布することにしました。
今回使用する殺菌剤はこちら↓

↑殺菌剤のダコニール1000です。ベンレートが手元にあれば使いたかったのですが、あいにくなかったので、ダコニール1000を使うことにしました。ダコニールには褐文病に対する登録はないのですが、うどんこ病に対する登録はあるので使ってみることにしました。効果があるかわかりませんが、褐文病もうどんこ病も同じ「糸状菌」と言うカビが原因で発生する病気なので、一定の効果はあるのではないかと勝手に期待しています(;´Д`A “`
ちなみに、殺菌剤は予防薬と治療薬、予防治療薬の3種類に分けられるのですが、ダコニールの場合は予防薬なので、病気が発生する前に散布するのが有効な使い方です。
続いて葉面散布に使用する肥料はこちら↓

↑大手種苗メーカー、「サカタのタネ」さんから発売されている、液体肥料の「ネーチャーエイド」です。この肥料の特徴としては、原材料が100%トウモロコシ残渣由来であることと、肥料成分の窒素をアミノ酸態と言う形で含んでいることで、一般的な化学(窒素)肥料の場合は、植物体内で光合成時に生成された炭水化物と窒素が化合して植物の体を作るためのたんぱく質を合成するのですが、ネイチャーエイドに含まれるアミノ酸態窒素の場合は、光合成で生成された炭水化物と化合する必要がないという特徴があることから、天気が悪く、光合成があまり活発でない時でも、肥料成分を早く効かせやすいという利点があります。今回はこのネイチャーエイドを500倍に薄めて使用することにしました。
展着剤のダインも入れました。ダインは植物の表面に散布した農薬をくっつきやすくするための農薬で、散布した農薬の効果を最大限に高める効果があります。↓

上記の材料を必要な分計量して、じょうろの中で攪拌しました。↓

攪拌した薬液をスプレーに移し替えて散布しました。特に病気の発生しやすい下葉には集中的に散布しました。↓

以上で肥料と農薬の散布は終了です。近いうちに殺虫剤の散布もしなければと思っています。
前回の記事はこちら↓
コメント