6/5 トマトに黄化葉巻病が出てしまいました。↓

黄化葉巻病と言うのは、その名の通り、トマトの生長点付近の葉が、黄色く変色し、葉がカールしてしまう病気で、感染してしまうと、バイオテクノロジーなどの特殊な技術を用いない限り、絶対に回復することはありません。😢
なので、家庭菜園で発生し、他の株への被害をへらしたい場合は、抜き取って処分するしかなくなります。
黄化葉巻病はコナジラミと言う小さな虫によってウイルスが媒介される厄介な病気で、温暖地を中心に、近年猛威を振るいまくっている、トマト農家さんなら知らない人はいないであろう難防除病害の一つです。
対策としては、原因となるコナジラミを徹底的に防除するしかないのですが、0.4㎜目のネットを張り巡らせたハウスであっても侵入を予防することは不可能なので、家庭菜園でこれを防ぐのはほぼ不可能だと思います。コナジラミの住処となる草むらなどを作らないことが一番の対策になります。
とは言え、私のお隣の土地は耕作放棄された土地で、雑草がかなり生い茂った状態なので、自分の畑の中をきれいに除草しても、なかなか除草の効果が得られないのが現状です。↓

私の栽培の場合は、周囲の環境も含めて考えると、感染した株もそのままにして、収穫まで持ち込んだ方が、収穫量が取れそうな気がするので、黄化葉巻病に感染した株もそのまま栽培し続けることにしました。
黄化葉巻病に感染してしまった株は生育がどんどん抑制されて、最後にはほとんど育たなくなってしまうのですが、すでに着果している果実までは収穫できる場合が多いので、収穫できるところまでそのまま栽培してみようと思います。
ちなみにこちらは黄化葉巻病に耐病性をもった「TY千果」という品種で、こちらは四株育てていて、今のところ発病した株はなく、順調に育っています。↓

TY千果のTYは農業界では黄化葉巻病の事を表す記号で、農家さんに黄化葉巻病に強い品種であることを伝えるための記号です。
今年のトマトは黄化葉巻病の発生で、雲行きが怪しくなってきましたが、これ以上被害が広がらないことを祈りつつ、頑張って栽培していきたいと思います。🍅
前回の記事はこちら↓
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