6/7 この日は朝5時から眠い目をこすって畑に直行(ノД`)・゜・。
カボチャはつい先日から交配が始まりました。今年はミニカボチャの「ほっこり姫」と「プッチーニ」を栽培しています。
現在の様子はこちら↓写真はほっこり姫です。🎃

カボチャが肥料不足に陥っていないかどうかを判断する1つの目安としては、朝方生長点を観察した時に、生長点が地面から10㎝程度立ち上がっていれば栄養状態がよく、肥料不足に陥っていない良い状態と言われています。
逆に立ち上がりが10㎝以下の時は、何らかの原因で生育が滞っており、あまり栄養状態がよくない状態と言うことになります。
写真の場合は20㎝ほど立ち上がっており、ベストな状態を通りこして、ちょっと勢いが強いといった感じになっています。あまり強すぎると、果実が付きにくくなったりして良くないのですが、梅雨時期には成長の勢いが衰えがちになるので、私は若干勢いが強いぐらいのほうが良いのではないかと考えています。
下の写真はプッチーニです、ほっこり姫と比べると、肥料を吸う力が弱い品種のようで、若干おとなしめの草勢になっています。↓ただ、雌花の着生率はほっこり姫と比べるとかなり高く、ほとんどの節に雌花が着生しています。

今日は梅雨の晴れ間となりそうなので、今後発生しそうな病気に備えて、農薬散布をしていきたいと思います。今日使用する農薬はこちら↓

殺菌剤のZボルドーです。日本農林規格(有機JAS)でも使用が認められている殺菌剤です。つまり、有機栽培でも使用することが出来る農薬です。主成分は塩基性硫酸銅で、この塩基性硫酸銅は今から120年以上前にフランスで使用が始められてから、現在に至るまで使い続けられている歴史の古い農薬であるとともに、農家さんの間では、「病気予防の基本の剤」とも言われており、畑の常備薬とも言える農薬となっています。
特徴としては、すでに病気に感染してしまった植物を治療するような効果はあまりなく、あくまで病気が発生する前に予防的に散布する農薬です。
※Zボルドーには細胞を固く締める効果があり、これも病原菌が植物の体内に侵入するのを防ぐ一助になるのですが、幼い植物や、肥大期の果実に散布すると、生長を妨げる恐れもあるので注意が必要です。
次に使う農薬はこちら↓

展着剤のダインです、展着剤は農薬がより植物に付着しやすくなるように添加する農薬で、特に葉や茎の表面が細かい産毛に覆われているカボチャのような植物の場合はそのまま農薬を散布してもしっかりと付着しにくいので、展着剤を混ぜることによって、茎葉への農薬の付着を促進し、農薬の効果を最大現に引き出すことができます。
今回は分量分の2剤をじょうろの中に入れて、しっかりと攪拌しました。↓

攪拌したものをスプレーに移し変えました。見た目はメロンソーダみたいです。↓

作成した薬液を、カボチャの茎葉にまんべんなく散布しました。特に病気に感染しやすい株元の茎葉には重点的に散布しました。↓

散布した薬液と混じって薄まってしまうので、朝露で濡れている時間帯の農薬散布はあまりよくないのですが、朝方しか時間がないのでご愛嬌(;´Д`A “`↓

葉の裏面にもしっかりと散布しました。↓

梅雨の間は病気との闘いになると思いますが、なんとか乗り切っていければと思っています。⚔
前回の記事はこちら↓
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