6/8 トマトの観察 健康診断🔍

トマト🍅

6/8 この日はトマトの観察をしました。

トマトの栄養状態の良し悪しをみるポイントとして、生長点付近の葉の様子と果実の様子があげられるのですが、品種ごとにかなり違いがみられました。

まずは中玉トマトの「フルティカ」↓

生長点付近の葉が下向きにカールしていて、水牛の角のような状態になっています。これは、肥料を効かせすぎている証拠で、症状がひどくなると、果実が着果しなくなったり、着果した果実の肥大が悪くなって、ミニトマトのように小さな果実になってしまったりします。

お次は果実の様子、こちらもフルティカです↓

果実のヘタ周辺の緑色が濃くなっているのがわかります。これは農家さんの間ではショルダーグリーンなどと呼ばれている減少で、発生原因はいくつかあるのですが、肥料の窒素分を多く与えすぎると発生を助長します。ショルダーグリーンは症状がひどくなると着色不良になる場合もありますが、水やりの量を少し増やしてあげると改善する場合もあります。

実はフルティカは一般的な品種と比べて肥料を吸収する力が強く、品種改良をして種の発売元でもあるタキイ種苗さんも一般的な品種に施す肥料の量より2割程度少ない量での栽培を推奨しています。

お次はミニトマトのTY千果です。↓

こちらは生長点付近の葉がほとんど水平に近い状態で展開しています。トマトの栄養状態がベストな場合は平皿を伏せたぐらいの角度で生長点付近の葉が下を向いている状態と言われているので、こちらはベストな草勢と言うことになりそうです。

次いで果実の様子です。↓

こちらはフルティカと比べてもヘタ周りの緑色がかなり薄く、生長点付近の様子を加味しても、良い栄養状態と言えそうです。

肥料の成分はフルティカとTY千果、大丈夫だろうと高を括って両法同じ量を与えたのですが、やはり良い栽培をするためには与える肥料の量を品種ごとに適切な量に変えてあげた方がよさそうです。

と言っても、家庭菜園でそこまでやるのは面倒くさいなあ…と思ってしまう今日この頃です(;´Д`A “`

前回の記事はこちら↓

6/6 トマトの脇芽とり、傷口を消毒

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